第一次世界大戦にて飛躍的に進化した飛行機械。
この躍進が後に近代戦争まで続くとは思わなかった。
戦争においてそれほど重要な要素である「制空権」は、このKing of kingsでも同じである所を見ると、
これはなかなか出来のいい戦争体験ソフトと言えるのかもしれない。
落城作戦に際して一番重要な要素は「いかにして歩兵を敵の最深部まで運ぶか」である。
この難しさは「歩兵が一番脆く、かつ遅い」という性質を持って知らされる。
歩幅のある航空兵力を黙らせなければ何をもってしても前には進めないものである。
また、同時に自軍の制空兵力拡大と保守も視野へ入れて対応する必要がある。

左図は、実経験から得た主要兵力の相関図である。
中心の灰色ユニットに対し、攻めて有利は青で、攻められて不利は赤で記してある。
つまり、防御に脆いユニット配置を避け、攻撃に秀でる組み手のみで進軍するべきであり、
実はそれだけを守ればこのゲーム4都市の落城は容易い。
また、ユニットコストとミスマッチな組み合わせは要注意であるし、
レベルUPと共に青の量は増すが赤に対して変化の無い点は、このゲームの特質であると言える。

私感ではあるが、アーチャーは序盤の航空兵力であるハーピィとグリフォンに対して制圧力を持ち、
かつジャイアントなどの地対地制圧兵力を端から突き崩す能力を有する上にコストが低い。
レベルの上がりも早く、MAXにおいてはワイバーンと互角に渡り合える兵力ともなりえる。
作戦早期終結の要となるのは間違いないユニットである。

最後に、敵4都市の落城記録を公開する。
模範とされたし。